振動制御装置

振動制御装置とは?
振動制御装置とは?
私たちの身の回りにある製品は、常に様々な振動を受けています。その機能・性能を失ったり、故障しないように、製品の設計/実験/検査で、使用時の振動や衝撃などの環境負荷に耐えられるかを、振動試験で評価しています。振動試験は製造業を支える必要不可欠な評価手段として、大きな役割を担っています。多くの場合、試験条件は業界ごとに規格が定義されており、振動制御装置とは、様々な試験条件に基づいて振動を制御・計測するシステムです。具体的には与える振動を試験機に指令し、加振対象の揺れを計測し、計測結果を基に次の指令値を演算するフィードバック制御を行います。
エムアイエスの振動制御装置
01
Ethernet対応
有線LANにて簡単接続
02
筐体間高速シリアル通信
最大AD×64ch, DA×16chを実現
03
入力形式選択可能
電圧・CCLD(IEPE)から選択可能
04
筐体間同期
システムクロックによる最大4台同期可能
05
最大128ksps
最大128kspsのフィードバック制御可能
06
事故防止機能付き
緊急停止信号による事故防止機能搭載
採用分野
弊社の振動制御装置は産業用大規模システムから一般消費者向けの製品まで、幅広い分野の各種振動試験で採用されています。
航空機の振動試験
自動車の振動試験
消費者向け商品の振動試験
製品仕様
製品仕様
ホストアプリケーション
ホストアプリケーション
 サイン波制御
掃引や一定周波数のサイン波による加振制御を行います。掃引速度は細かく設定でき、任意の掃引パターンを設定できます。またクローズドループ試験で伝達関数を取得・保存し、その伝達関数をオープンループ制御で再利用可能です。
①, ⑤ アボートライン
制御中、制御応答レベルが指定範囲を超えた場合、警告が発せられ試験を停止します。ローアボートレベル (L)・ハイアボートレベル (H) を % または dB で設定します。
②, ④ アラームライン
制御中、制御応答レベルが指定範囲を超えた場合、警告が発せられます。ローアラームレベル (L)・ハイアラームレベル (H) を % または dB で設定します。
③        目標加振レベル
緑の実線が目標加振レベル、水色の線が制御応答レベルとなっており実測値と目標値の差を確認することができます。
Point
■制御周波数:1-10000Hz
■振幅推定:トラッキング,平均値,実効値
■試験モード:周波数一定/周波数掃引(定レベル型 or 補間型)
■制御応答平均化方式:平均,最小,最大値
 ランダム波制御
複数の周波数成分を持ったランダム波による加振制御を行います。初期伝達関数を同定してからランダム波制御を実施することで高精度な試験を実現します。PSD を自由に設定できるので、性質の異なるランダム波を出力可能です。
① 目標PSDデータ・応答PSDデータ・指令PSDデータを表示
緑色の実線が目標 PSD、水色の実線が応答 PSD データとなっており、実測値と目標値の差を確認することができます。また紫色の実線が指令 PSD データとなります。
② 指令時系列データ・応答時系列データを表示
紫色の実線が指令時系列データ、水色の実線が応答時系列データとなります。
③ 伝達関数を表示
Point
■制御分解能:最大3200ライン
■制御周波数:最大10000Hz
■制御ダイナミックレンジ:144dB(理論値)
■制御応答平均化方式:平均,最小,最大値
 ショック波制御
JIS や MIL 規格に則った波形を再現するモードと任意の波形を再現するモードがあります。初期伝達関数を同定してから、ショック波制御を実施することで高精度な試験を実現します。
① 時系列グラフ
目標時系列データ・制御応答時系列データ・指令時系列データおよび各チャネルの応答時系列データを表示します。緑色の実線が目標時系列データ、水色の実線が制御応答時系列データとなっており、実測値と目標値の差を確認することができます。また紫色の実線が指令時系列データとなります。
② FFTグラフ
目標 FFT データ・制御応答 FFT データ・指令 FFT データ及び各チャネルの応答 FFT データを表示します。緑色の実線が目標 FFT データ、水色の実線が制御応答 FFT データとなります。また、紫色の実線が指令 FFT データとなります。
③ 伝達関数グラフ
Point
■制御分解能:最大51200ライン
■パルス幅:0.5~150ms
■制御周波数:最大20000Hz
■目標波形:正弦半波,鋸波,台形波,任意波
お問い合わせはこちら
ページ上部へ戻る