RCPは、机上シミュレーションから実機試験への素早い移行を可能にする開発手法です。自動コード生成機能を用いることで、ユーザーが作成したSimulinkモデルを汎用リアルタイムシミュレータへ1クリックで素早く実装し、実機試験を行うことができます。新たに設計した制御ロジックや信号処理アルゴリズムを素早くテストしたい場合に有効です。
MathWorks 社の関連企業であるSpeedgoat社が提供するRCP/HILS双方で利用可能なリアルタイムシミュレータです。Intelのマルチコアプロセッサによる高い演算処理能力を提供し、豊富なI/Oと通信プロトコルをサポートし、あらゆる産業分野における制御プロトタイピングでご利用いただけます。Simulink モデルのCPU実装に加え、FPGAへのアルゴリズム実装も可能で、20kHzを超える高速な演算周期にも対応可能です。また、試験設備での据え置き形の筐体から耐環境性能の高い車載可能なものまで、用途に合わせた様々なハードウェア筐体を提供します。MathWorks社製オプション製品との親和性が高い、ハイエンドなリアルタイムシミュレータです。
MISが独自に提供する、NXP社製Arm SoC i.MX 8M Plus搭載のRCP向けリアルタイムコントローラです。MATLAB/Simulinkによるオートコード開発、各種ライブラリによるC言語開発の2パターンの開発が可能です。コンパクトなIO構成の代わりに低コストでの環境構築が行えます。また、有線LANに加えて無線LANをサポートしており、コントローラからワイヤレスでのデータ取得が可能です。
MISが独自に提供するリアルタイムシミュレータで、MATLAB/Simulinkで作成した制御モデルの実装フローをサポートしたRCPとしての運用が可能です。TEXAS INSTRUMENTS社KeyStone ⅡマルチコアSoCを搭載しており、同時多点計測と高速デジタル信号処理を得意とするシステムです。モデルベース開発に加えて、ライブラリやサンプルプログラムを活用したC言語による従来型のプログラム開発も可能です。量産基板に近いOSレスのDSPコアやARMコア、もしくはLinuxでも開発が行えます。
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■ MBD (モデルベースデザイン/モデルベース開発) とは?
■ HILS向けリアルタイムシミュレータ